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書道ジャーナルの歩み


 1979─ 昭和54年11月10日、同人雑誌「不手非止(ふでびと)」発刊。
      付録として新聞「書道ジャーナル」が挟み込まれる。

▲「不手非止」創刊号

▲「不手非止」創刊の辞

▲文字主体だった「書道ジャーナル」No.1
●雑誌「不手非止」は、足立豊、石田肇、浦野俊則、小野寺啓治、小木太法、関口正神、西林昭一、野中吟雪、前田次郎の9名の同人により、昭和54年に創刊された。全国の書道系大学講師からなる。彼らは自由闊達な発表の場を、筆(書作)とペン(論文)に求め、不手非止同人展を開催し、雑誌「不手非止」を刊行した。
●「不手非止」は第2号で古川悟、第3号で黒野清宇の参加をみるも、昭和59年第10号をもって休刊した。しかし不手非止同人展は、今も毎年春に銀座の鳩居堂で開催されている。現同人は、浦野俊則、小野寺啓治、小木太法、野中吟雪、前田次郎の5名。
●「不手非止」の創刊号には、新聞「書道ジャーナル」が挟み込まれた。「不手非止」は書道史主体であったため、現代の書をやりたい小野寺が制作したものだった。ここに小野寺は全国の書展を見て回って論評を書き、書道界の動静を追った。当初はわずか4頁。

 1980─ 昭和55年5月10日、〈書道ジャーナル編集室〉設立。
      「書道ジャーナル」第2号発行。
      「不手非止」より独立し、年4回発行の季刊となる。


▲ロゴの反転がレアな「書道ジャーナル」No.2
編集方針
 書道ジャーナルの編集方針は、第1に書評論の完全な独立にあります。何物にも偏しない正確な論評をします。第2はあくまでもやさしく、解りよい文章にすることをモットーにします。書の専門用語にはこだわりません。日本人が日常生活に使う言語でもって、書の魅力を解きほぐすのが目標です。第3は質の低い書は取り扱いません。あくまでも、本格的な内容のある書に焦点を合わせます。第4は取材の範囲は東京・大阪にかたよらないで、現代書の断面を見極め、種類も古典的なものから前衛の最先端まで展望します。第5は個展を重要視します。これはこれからの書の方向は、団体本位から個人本位に移行するからです。第6は本紙の目的は、良い書・美しい書を正しく広く紹介することです。以上の6つが本紙刊行の意義です。

 1981─ 「書道ジャーナル」第5号より年6回発行の隔月刊となる。
      「書道ジャーナル」第11号より月刊となる。

 1984─ 昭和59年11月1日、〈書道ジャーナル編集室〉移転。
      東京都練馬区石神井町より東京都調布市布田へ。

 1985─ 昭和60年5月10日、「季刊書道ジャーナル」創刊。
      「書道ジャーナル」の増刊号として誕生した。



▲「季刊書道ジャーナル」創刊号
 書道ジャーナルは皆様のご協力で発刊以来五年を過ぎました。毎月一回わずか八頁でしたが、私は胸を張って全国の書展を見て歩きました。時にはドイツ、フランスから中国まで、現代書の活動を求めて行きました。そして多くの情報を収集し、最近では毎月八頁の新聞を満杯にして、なお余りあります。
 今日、現代書の活動はますます活発になり、現代書の的確な把握が日増しに強く要求されています。当紙では、この重要な時期を認識して、ここに次の方針で季刊書道ジャーナルを発行します。1. 現代書の動静を的確に把握する。2. 書の未来を眺望し、その仕事を紹介する。3. 新しい眼で書の古典を紹介する。4. 作家を発掘する。
 思えばちょうど三十年前、書道の評論家を志したとき、書道評論雑誌を出すことを夢みてきました。今、その時が来ました。この雑誌の発刊にあたり、今迄以上に皆様のご協力をお願いします。

 1990─ 平成2年4月1日、名称を〈書道ジャーナル研究所〉に変更。
      内容の充実と業務の拡張を目指し、研究員体制を敷く。

 1993─ 平成5年6月15日、「'93書作品年鑑」発刊。
      月刊・季刊・年鑑の出版3体制が整う。



▲「書道ジャーナル十年の歩み」
1981−1990
創刊のごあいさつ
 1990年を機に、111人による「現代書10年の動き」を発刊しました。この本は現在活躍する作家111人による合計1023点の作品で、現代書10年の動きを分析・解明しました。特色としてはまず、16万字の評論で111人の奇跡を語rます。二つめの特色は、1人10年10点で書の思想と書風の変貌を追います。最後の特色は、書道団体・社中の歴史と現代書壇10年の年賦を同時掲載しました。

 1990─110人による「現代書10年の動き」発刊
       現代書10年の動きを、110人の作品で分析、解明する。



▲「書作品年鑑」第1号
 現代書の大きな特色は、書の作品を家庭や書斎で見るのではなく、展覧会場に飾ってこれを大勢の人で見る会場芸術になったことである。(中略)作家は一作ごとに全生命を投入して、自己の存在の証を書の形で示す。一方、書の鑑賞者の側は、作家の生き様を追い求めてより深く書を理解しようとする。
 '93書作品年鑑は、いま第一線で活躍している日本の代表的な書家101名の、'92年の1年間の仕事を調べあげ、注目作品を5点に絞り、これを一挙に掲載して、作家の1年間の書風の移り変わりと思潮の変遷を論評し、更に主な活動記録を載せるものである。1年間に限定して注目作品を5点に限ったのは、近年、書道展が増加することによって、作家が書道展の特色に合わせて作品を制作するため、1人の作家の表現領域が多様化しているからである。つまり、ここに作風の全貌を一堂に集め、全体像を俯瞰することによって、作家の主張の変遷と時代の思潮を知ろうというのである。‥‥‥

 2001─ 平成13年9月8日、WEBサイトオープン。
      平成13年10月1日、〈書道ジャーナル研究所〉移転。
      東京都調布市布田1-50-1-206へ。


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