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かなの名門、寒玉書道会の第五回選抜展が、東京銀座画廊・美術館で開催された。
寒玉書道会は昭和三十年に宮本竹逕と一門により発足され、書風は関戸本古今集と元永本古今集を骨肉とした竹逕の優美で流麗なかなをベースにして、大字、中字、小字かなと現代文に多彩な展開を挑み、かなの発展に大きく貢献してきた。
会場には、竹逕が提唱した”線美の追求”と”雑草精神”を見事に引き継いだ会員の86名の作品と、竹逕の作品が大きな壁面にゆったりと掛けられる。
表現法を見てみると、構成では一見して明るさや賑やかさを感じる表現法ではなく、散らしはやや静的に余白美を見事に作り、線質は暖かさの中に光る強さを秘めて、全体に閑寂な美を醸し出す。
どの作品からも古典を礎によく伝統を学んだ姿が見て取れ、さらに新しい時代における書美の探求を目指した各作家の工夫や新しいエキスに思わず魅了された。
かなを学ぶ方々には是非見て欲しい展覧会だ。
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