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出品総数28,481点のマンモス書展、第26回読売書法展がいよいよ開催された。読売大賞には井上清雅の大地に強く根を張るような威風堂々とした作品「詩経 鄭風・大叔干田」(漢字作品)が選ばれた。準大賞には澤田虚遊、藤川翠香、原奈緒美、高見廣流、大友青陵、金谷雷聲が選ばれた。
読売書法展は、古典を根底に表現の真髄を模索し、伝統表現の境地を見せる伝統派の作品が多く、それぞれの作品には作家の秘められた細かな配慮や工夫、技術の高さなどが窺える。昨年に比べて本年は出品総数がわずか減になったが、毎年の質の高さを堅持し、格調を重んじる姿勢で『本格の輝き』を示す。
そこには今風の偶然性や勢いに任せた表現ではなく、知ろう、学ぼう、さらに語ろうという書表現を推し出す作品で成り立つ。古典という究極の象徴に、作家が鍛錬して学び得た筆法をいかに融合させて調和するかの工夫が活きる。そんな作家の技巧や主張を見て、感想を同志と共有し、明日の自分の書に活かそうとする雰囲気が会場には漂っていた。
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