第23回不二現代書展が大阪市立美術館地下展示会場で開催されました。この展覧会を主催する財団法人日本書道教育学会は、創設者である石橋犀水の「学・芸・道」の三位一体からよい書が生まれるという哲学を根幹にし、「新和様」運動という漢字かな交じり書を現代を代表する表現とする主張のもと、この表現の大成に取り組んでいます。
これは文字を書くことの喜びと、その動と静の深さを知ることで、書道という伝統文化を感じ、可読性を求めて表現するため、見やすく共感しやすい展覧会です。
また、一字書を中心とする「文字構成」部門も加わり、見て楽しめる展覧会です。今年の特色は、全体的に伸びやかな表現の作品が多く、斬新な散らし方が見える作品などもあり、会場全体が生き生きしています。
新和様・漢字造形書作家協会賞受賞者は、近藤水華、土坂彩雪、中尾淡草の三名で、石橋犀水賞には審査会員・無鑑査から斎藤江葉、中西桂舟、四井汀花の3名が選ばれ、一般公募からは内村泉水、栗山斐沙の計5名が受賞しました。文部科学大臣賞には大塚慶州(第1部)、木原静苑(第2部)の2名が受賞、大阪府知事賞には柄沢翠春、大阪市長賞には勝田美鶴、大阪市教育委員長賞には中村紫泉が選ばれました。 |