明代中期の文人。はじめ名を璧、字を徴明、のち徴明を名とし、徴仲を字とした。号は衡山。長州(江蘇省)の人。温厚誠実な人柄として知られ、清廉潔白な生活態度を生涯貫いた。 詩文書画篆刻に巧みで、呉派文人画の領袖である沈周の後を受け継ぎ、画は柔らかく潤いのある南宗画を得意とした。 書ははじめ宋元の書を学んで筆意を悟り、のちに晋唐の書を学んだ。王羲之、黄庭堅、趙孟頫の影響が強く、作風は謹厳実直さが魅力だ。