清代後期の書家。字は子貞。号は東洲など。道州(湖南省)の人。戸部尚書何凌漢の長男で、道光16(1836)年の進士。 書ははじめ顔真卿に打ち込み、のち北碑篆隷、鐘鼎文字まで幅広く学んだ。包世臣と交友があり、阮元に教えを受けて、金石の研究を始める。さらに篆隷を極め、行草書作品にはこれらの学書の要素がよく表れている。 顔法を基礎に北碑、漢隷を交え、迴腕法によって独特の情緒を生み出している。