書道の基礎知識古典編

清の古典 五言律詩

五言律詩
古典名
五言律詩
よみがな
ごごんりっし
作者
王鐸
制作年代
清時代

五言律詩の特色

 明・清時代に活躍した王鐸が「寄金陵天目僧」と題した五言律詩を書いたもの。本文は「別去西江上 江灘寓短亭 望天雲共白 鬼子岫皆青…」と書している。落款に「甲申冬夜書」とあり、崇禎17年(1644年)に王鐸が53歳で書いた作品であることが窺える。紙本。245.5×52.5cm。
 王鐸は山西省洪洞の人。字は覚斯、覚之。号は崇樵など。諡は文安。天啓2年(1622年)の進士。明・清両朝に仕えた者として、批判した人も多い。
 書は唐代・宋代の緒家はみな王羲之王献之に由来すると考え、二王絶対の古典主義者者であった。王鐸の書を集刻したものに「擬山園帖」、「琅華館帖」などがある。王鐸は長条幅の作品も多く、連綿に特徴がある。