
前漢の古典 魯孝王刻石

- 古典名
- 魯孝王刻石
- よみがな
- ろこうおうこくせき
- 作者
- -
- 制作年代
- 前漢時代
魯孝王刻石の特色
魯孝王刻石は篆書から隷書への変遷が見られる碑石で、書体は古隷に属する。碑石には、「五鳳二年 / 魯卅四年 / 六月四日成」と隷書13字が3行にわたり刻されている。五鳳二年は紀元前56年。
第一、二行の末字“年”の縦画を長脚に作られている。これは簡牘などで見られる特徴で、石碑では他に「張景造土牛碑」「李孟初碑」「石門銘」などにも存在しており、漢代刻石に使われた長脚画の早期の例としても注目できる。この石碑は金の明昌2年(1191年)に発見され、山東省曲阜の孔子廟に現存する。
書風は篆書の特徴である角のとれた円さはなく、隷書の直角に肩をつくる姿が明確に見てとれる。また横画を水平に引いて長さを統一し、方形に文字を構えて均衡を堅持する。
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書道ジャーナル29号