書道の基礎知識古典編

東晋の古典 爨寶子碑

爨寶子碑
古典名
爨寶子碑
よみがな
さんぽうしひ
作者
-
制作年代
東晋時代

爨寶子碑の特色

 爨寶子碑は東晋・太享4年(405年)の作。石碑は191×71センチ、13行、毎行30字。石碑の最下段に建碑者13名の官職姓名を刻している。
 碑文の内容は、わずか23歳の若さで亡くなった振威将軍・建寧太守の爨宝子という人物を讃えたもの。四六駢儷体で刻されている。
 横画や払いを上に押し上げる独特な書風である。従来は、隷書から楷書へと移る過渡期の作品であるとされてきたが、近年は南京で発見された王興之墓誌などと共通した「銘石体」の一様式であると考えられている。
 石碑は乾隆43年(1778)に出土した後に一時所在不明となったが、清の咸豊2年(1853年)に楊旗田の一農家にあったものを偶然見つけ出された。現在は雲南省曲靖市の曲靖第一中学校の敷地内の「爨碑亭」にある。