書道の基礎知識古典編

隋の古典 真草千字文

真草千字文
古典名
真草千字文
よみがな
しんそうせんじもん
作者
智永
制作年代
隋時代

真草千字文の特色

 真草千字文は隋時代の能書家である智永の真跡と伝えられている作品。麻紙。現在は折本になっており、約200行に書かれている。
 作品には楊守敬と内藤湖南の跋文が付されている。 明治初年に江馬天江から谷如意に移り、現在は京都の小川氏の所蔵となっている。
 智永は南朝の陳時代から隋時代にかけて活躍した僧。名は法極。会稽(現在の浙江紹興)の人。東晋時代に活躍した能書家である王羲之七世の孫。永欣寺に住み、書を学ぶ30年間の間に真草千字文800余本を得て、諸寺に一本ずつ施入したという。また、居所の戸に穴があく程、智永の書を求める物が殺到したと伝えられている。
 真草千字文の「真」は楷書を指し、同文を楷書と草書で交互に書かれている。