書道の基礎知識古典編

清の古典 四体帖

四体帖
古典名
四体帖
よみがな
したいじょう
作者
鄧石如
制作年代
清時代

四体帖の特色

 鄧石如が篆書・隷書・楷書・草書の四体で書いた書帖である。本図は隷書で書かれたものの一節。清代の嘉慶2年(1792年)に書かれた。紙本で29.7×44.2cm。
 鄧石如は安徽省懐寧の人。字は頑伯。号は完白山人。生涯を通して仕官をしなかった。鄧石如に師事した包世臣によると、未明に硯に満たした墨を、夜までかけて使い尽くしてから就寝したという。また、石鼓文や李斯、李陽冰、漢魏の篆書碑をそれぞれ100回、「説文解字」を20回、漢の隷書碑を50回も臨書したと伝えられる。
 各体の中でも特に篆書と隷書に優れ、清代の包世臣趙之謙康有為などによって激賞されている。