
唐の古典 書譜

- 古典名
- 書譜
- よみがな
- しょふ
- 作者
- 孫過庭
- 制作年代
- 唐時代
書譜の特色
書譜は、唐時代の孫過庭が垂拱3年(687年)に書いた作の草稿。草書。紙本で26.5×900.8cmの巻子に仕立てられている。題字と款記を合わせて351行、全文で3711字。全文で372字あったが、度重なる改装で中間の196字が欠落している。真跡本は台北の故宮博物院にある。
書譜は唐代を代表する書論としても有名で、内容としては、書人の比較、書法、学書法、先行書論の批判など多岐にわたる。また王羲之を賞賛しており、書譜自体の書風も王羲之に影響を受けている。
紙の折り罫に筆が当たり、「節筆」と呼ばれる点画の節目がある。「節筆」を発見したのは松本芳翠である。
注釈書として、中国では朱建新『孫過庭書譜箋証』、馬国権『書譜訳注』、日本では福永光司『芸術論集』、西林昭一『書譜』などがある。

書道ジャーナル42号