書道の基礎知識古典編

宋の古典 蜀素帖

蜀素帖
古典名
蜀素帖
よみがな
しょくそじょう
作者
米芾
制作年代
宋時代

蜀素帖の特色

 蜀素帖は、北宋時代の米芾が元祐3年(1088年)に書いた行草書の作。絹本、巻子本。縦27.8×横270.0cm。71行、556字。自作の詩六首を書いたものである。
 文字は烏糸欄(黒い界格線)内に配置されている。「蜀(四川省)の素(しろぎぬ)」という意味から、この名が付けられた。現在は、台湾の故宮博物院が所蔵している。米芾は襄陽(湖北省)の人。字は元章、号は海岳、南宮。書画に執着し、狂逸な性格だったことから「米顛」とも称された。