書道の基礎知識古典編

東晋の古典 喪乱帖

喪乱帖
古典名
喪乱帖
よみがな
そうらんじょう
作者
王羲之
制作年代
東晋時代

喪乱帖の特色

 東晋の王羲之の作。初行の「喪乱之極」より帖名とするが、喪乱帖、二謝帖、得示帖の三種の帖を一幅に仕立てた搨摹本。縦28.7×横63㎝、17行、全130字。御物。宮内庁蔵。
 喪乱帖の内容は、戦乱によって墳墓が荒れたことの悲しみを訴える内容の書簡で、二謝帖は一行ずつの断簡の寄せ集めで文意が通じない。得示帖は相手の健康を気遣い、自らの健康状態について知らせた書簡である。
 精巧で墨色の濃淡に至るまで真に迫っている。骨力が強く緩急自在の運筆で、筆の性能の極致を示している。