書道の基礎知識古典編

北魏の古典 楊大眼造像記

楊大眼造像記
古典名
楊大眼造像記
よみがな
ようたいがんぞうぞうき
作者
-
制作年代
北魏時代

楊大眼造像記の特色

 楊大眼造像記は北魏・景明年間(500〜503年)の刻。94.5×41.0㎝。河南省・洛陽南郊伊水両岸の龍門石窟の造像記である。
 龍門造像記は龍門石窟の中にある3689点の造像記のことで、主に北魏時代のものを指す。内容としては、楊大眼が信者の喜捨を集めて釈迦像一体を造営し、亡き北魏の六代皇帝・孝文帝の追善供養をしたものである。
 楊大眼は北時代魏の武人で、甘粛省の武郡の出身。『魏書』の列伝にも伝が残っている。楊大眼造像記は龍門造像記の中でも「龍門四品」と呼ばれる造像記の一つ。「龍門四品」は楊大眼造像記、始平公造像記、魏霊蔵造像碑、孫秋生造像記を指す。
 点画の転折部分が角張った形になっていて、北魏の楷書の特徴がよく表れている 。