
明の古典 遊天池詩

- 古典名
- 遊天池詩
- よみがな
- ゆうてんちし
- 作者
- 文徴明
- 制作年代
- 明時代
遊天池詩の特色
遊天池詩は明時代の文徴明が嘉靖17年(1538年)に書いた作。文徴明自身が生徳4年(1509年)に作った詩を書いたもので、69歳の時の書である。書風は宋代の黄庭堅の影響がうかがえる。
文徴明は江蘇省蘇州長洲の人。名は壁、字は徴明、のちに徴仲。嘉靖2年(1523年)、53歳の時、貢生(推挙を受けて官位につくこと)に挙げられて、翰林院侍詔となったので、文侍詔とも呼ばれる。子に文彭、文嘉がいる。祝允明、唐寅、徐楨卿と共に「呉中の四才子」と称された。
詩文集として『甫田集』がある。温厚誠実な人柄として人々に知られ、清廉潔白な生活態度を生涯貫いた。宋代、元代の書を学んで筆意を悟り、のちに晋代、唐代の書を学んだといわれる。
