慶長19(1614)年の作。縦33.8㎝。東京国立博物館蔵。 松花堂昭乗31歳の書である。 長恨歌は唐の白楽天が玄宗と楊貴妃について歌ったものである。本書は16歳の近衛信尋(信尹の養子)のために、手本として書かれたものである。「青蓮院流」というよりは「世尊寺流」に近い書風で書き始め、巻末になると、行草体の「大師流」の書きぶりになっている。