
奈良の古典 雑集

- 古典名
- 雑集
- よみがな
- ざっしゅう
- 作者
- 聖武天皇
- 制作年代
- 奈良時代
雑集の特色
天平3(731)年。横27.0×長さ2100.35cm。高さ21.0×幅1.8cmの界線を引いた上に毎行18字あて。正倉院蔵。
雑集は聖武天皇の77忌に光明皇后が遺愛の品などを東大寺に献納したときの聖武天皇の宸翰である。白麻紙47張に楷書と行書で書写されたものである。
巻首を欠くが、長巻で、楷書に行書をまじえて一点一画もゆるがせにせず書かれている。聖武天皇31歳の御書である。
細線を駆使した勁健で高雅な書風で、王羲之、褚遂良の筆法の影響があるという説がある。資料としても中国では早くからほとんどが散逸して伝わらず、特に貴重である。「廬舎那像讃一首并序」も含まれ、大仏に献納した「国家珍宝帳」の冒頭記載にふさわしい。
