明代後期の文人。字は玄宰。号は思白、香光など。華亭(上海市松江区)の人。 書ははじめ顔真卿、虞世南を学び、のちに鍾繇、王羲之を学んだ。清朝の康煕帝が董其昌の書を敬慕したため、明末清初を通じて流行した。また日本の江戸時代の書風にも影響を与えた。 画は着色を用いず古淡な画趣を好み、本作では遠近法と皴擦(しゅんさつ)法を使って自然の美をそのまま取り込む。書は米芾を忍ばせ、右肩を上げる円滑な線で太細を自然に出す。