書道の基礎知識 偉人

平安の書家 大江朝綱

紀家集
書家名
大江朝綱
よみがな
おおえのあさつな
生没年
886~958
時代
平安時代
代表作
紀家集

大江朝綱の特色

大江朝綱

 大江音人の孫。大江音人が江相公としたのに由来し、後江相公と称された。公卿、漢詩文学者、書家。刊部少丞、民部少丞を経て文章博士を兼ね参議、晩年は『新国史』の編纂に加わる。大江朝綱の家集は散逸したが、「扶桑集」「和漢朗詠集」などに詩が、「本朝文粋」「扶桑略記」などに文章が収録されている。文章は表や願文に多い。小野道風屏風土代」の詩を詠進した。
 真筆としては紀長谷雄「紀家集」(巻14)を書写した一巻が現存する。大江朝綱の能書ぶりを窺えるが小野道風に隠れてしまい、能書というよりは「漢才の朝綱、能書の道風」として並んで脚光を浴びた。