
平安の書家 嵯峨天皇

- 書家名
- 嵯峨天皇
- よみがな
- さがてんのう
- 生没年
- 786~842
- 時代
- 平安時代
- 代表作
- 光定戒牒
嵯峨天皇の特色

桓武天皇の第二皇子。空海・橘逸勢とともに三筆の一人である。名は神野。大同5年(810)、薬師の変を鎮圧し、在位は14年間に及ぶ。「凌雲集」「日本後紀」「令義解」らを撰進させて、唐制にならって律令・格式を整備し、大きな業績を上げた。
書も晋唐を好んだ。真筆と確認される「光定戒牒」が延暦寺に現存する。他に「哭澄上人詩」(青蓮院旧蔵・個人蔵)が伝わり、いずれも空海の書法を学んだ跡があり、風格と気品がある。「李嶠百詠断簡」は五言律詩を書写したもので、現在は巻首から20首までの一巻が宮内庁に、またそれに続く一首が陽明文庫蔵「大鏡」に収められている。この書は欧陽詢の影響が見られ、筆者には異論もある。
