平安中期の草仮名の代表作。東京国立博物館蔵。巻子本。第1紙、2紙とも24.1cm、長さ846.5㎝。20紙からなる長巻である。 「安幾破起乃(あきはぎの)…」 で始まることから秋萩帖と呼ばれる。 筆者については小野道風筆の説があるが不明である。第2紙以下を第1紙に続く原本の臨模と見る説、第1紙自体を「綾地歌切」の臨模と見る説、また歌の出典などにも不明な点が多い。第15紙後半以降は王羲之尺牘の臨書、第2紙以下の紙背には淮南子(唐代写本)が記されている。