11世紀後半の作。東京国立博物館蔵。現存43葉。 料紙は唐紙で具引きの模様の上に雲母で型摺りしている。12枚が歌意を描いた扇面と一具の帖で、大徳寺の塔頭寸松庵に伝来したことからその名がある。同筆のつれも合わせて寸松庵色紙とした。 継色紙、升色紙とともに「三色紙」と称される。『古今和歌集』の四季の歌が書かれた粘葉装の冊子本が分割したもので、筆者は紀貫之として伝わっているが、誤りとする見方が強い。