包山楚簡 (BC 316年頃)

包山楚簡

 竹簡とは竹でできた小札(簡)で、絹布や紙が使用される以前に書写の材料として使われた。湖南省や湖北省、甘粛省などで多く出土している。中国の戦国時代に、竹の豊富な楚の国で使用された竹簡を楚簡(そかん)と呼んでいる。竹に対して木に書かれた簡を木簡という。

 包山楚簡は1987年、中国湖北省荊門市の包山2号墓より出土した竹簡群で、その書写年代は紀元前316年頃とされている。書体は当時の日常筆写体である篆書で、古代中国の楚系文字である。包山楚簡の総字数は約12500字余りあり、楚系文字は始皇帝が文字の統一を図る以前の筆写体であり、楚の司法、祭祀に関する記載内容はとても重要な資料とされているが、解釈するのはとても困難である。

 驚くべきことは、この包山楚簡の書体からは、篆書体でありながら隷書の最大の特色である波勢の前兆という、うっすらと隷書的字形文字の面影を見ることが出来ることである。

包山楚簡
BC 316年

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