書道の宝箱 中国編。時代順に古典の名品が作品写真と共に解説されています。  書道の宝箱 中国編では、中国の歴史に基づいて名品と呼べる古典の作品や著名な書道家の作品を紹介しています。
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薦季直表(魏 221年)

薦季直表
薦季直表

 <薦季直表>(せんきちょくひょう)は、三国・魏の鍾繇(しょうよう)による黄初2年(221年)の作と伝えられている。縦12×横38㎝。本文18行の後に、「黄初二年八月日、司徒東武亭侯臣鍾繇表」の1行を付記している。

 関内侯の季直(きちょく)という人物を推薦するために、文帝に奉った上表文である。

 本帖は唐初から宋にかけて内府に伝来し、北宋の米芾らの鑑賞を経て、元時代には陸行直が、明時代には沈周が収蔵していた。

 鍾繇は頴川長社(河南省)の人。字(あざな)は元常。151〜230年。書論においてよく論じられてきた人で、伝説も多い。寝床でも指を動かして文字の練習をしたため、布団に穴があいたというエピソードも残っている。

他に鍾繇の作として<宣示表>、<受禅碑>、<墓田丙舎帖>、<力命表>などが伝えられている。



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