張即之・李伯嘉墓誌(南宋)

張即之 李伯嘉墓誌

 <李伯嘉墓誌>(りはくかぼし)は、南宋時代の張即之(ちょうそくし)が書いた作。紙本。藤井有鄰館が所蔵している。

 字が伯嘉という者の墓誌銘を書いた一大長巻である。文は伯嘉の親友であった邵明仲の撰で、書は張即之。

 張即之(1186〜1263年)は歴陽(現在の安徽和県)の人。字は温夫。号は樗寮。進士に挙げられ、官は承務郎、司農寺丞を歴て、直秘閣を授けられた。禅に造詣が深く、名だたる禅僧と広く交遊した。よって、日本でも入宋した僧らにより、張即之風の書風は早くも鎌倉時代にもたらされた。

 張即之の他の作として、<金剛般若経>、<汪氏報本庵記>などがある。また、京都の東福寺には「方丈」と刻された題額など、張即之の作と伝えられるものが数点残っている。


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