|
<始平公造像記>(しへいこうぞうぞうき)は北魏・太和22年(498年)の龍門造像記。孟達文の撰、朱義章の書。75×39㎝。記文は10行で、1行ごとに20字が刻されている。楷書2行で「始平公像一軀」と刻された題額がある。
<楊大眼造像記>と同様に「龍門四品」のうちの1つで、河南省の龍門石窟の中にある。龍門造像記の主なものは、龍門石窟の古陽洞にあり、この<始平公造像記>も古陽洞にある。
<始平公造像記>は、高僧の比丘慧成が亡き父の始平公を供養するために釈迦像一体を造って供養したもの。
記された文章は一字ずつ棋子格(きしかく)内に入れてあり、すべて陽文(ようぶん)で刻されている。本文が陽文で刻されているのは、北斉の<馬天祥造像記>(503年)と<始平公造像記>の二例のみである。
|