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<祭姪文稿>(さいてつぶんこう)は、唐代の顔真卿(709〜785年)が乾元元年(758年)に書いた作。現在は台北の故宮博物院に所蔵されている。巻子装の紙本で28.8×77.0cm。本文は23行。草稿のため、文字を消した跡なども見られ、率意の趣がある。
内容としては、安史の乱で殺された甥の顔季明の霊に告げた祭文である。非業の死を遂げた肉親への悲憤の情が行間に滲み出ていると評される。
顔真卿は臨沂(山東省)の人。字は清臣、諡は文忠。官は魯郡公に封ぜられたので、顔魯公とも呼ばれた。顔氏は代々学者を輩出し、能書の家であった。
顔真卿の他の作として、<祭伯文稿>(さいはくぶんこう)、<争座位文稿>(そうざいぶんこう)があり、<祭姪文稿>と合わせて「三稿」と称される。
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