ちょ遂良・雁塔聖教序(唐・653年)

雁塔聖教序

 <雁塔聖教序>(がんとうしょうぎょうじょ)は、唐時代のちょ遂良による永徽4年(653年)の作。ちょ遂良が書したものを、万文韶が刻した。西安にある慈恩寺大雁塔の下に建てられた。

二石あり、現在も雁塔の正面左右にはめ込まれた状態で存する。一つは、太宗の撰文による「大唐三蔵聖教序」で21行、1行42字。もう一つは、高宗の撰文による「大唐皇帝述三蔵聖教記」で20行、40字が左から右に刻されている。

 ちょ遂良(596〜658年)は字が登善。銭塘(今の浙江杭州)の人。唐初の名臣、ちょ亮の子。太宗が虞世南没後に書を論じる人がいないことを歎いた時に、魏徴の推挙で即日太宗に謁し、侍書となる。高宗の時に河南郡公に封ぜられ、褚可南と称された。

 ちょ遂良は、虞世南や欧陽詢、王羲之などを学んで一家をなし、欧陽詢、虞世南と共に「初唐の三大家」と呼ばれる。

 ちょ遂良の他の作品として、<枯樹賦>、<孟法師碑>、<房玄齢碑>などがある。


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