◆書道展の概要
開催地:アメリカ ユタ州 ソルトレイクシティー
会場:ユタ大学 マリオットライブラリー グランド階段 1-3階
会期:2005年 4月18日~5月5日
主催:ユタ大学・言語文学部アジア研究科・マリオットライブラリー・ユタ大学芸術美術館
書道ジャーナル海外文化事業団
交流事業:講演・デモンストレーション 4月18日
講演者:小野寺啓治 / デモンストレーター:原田凍谷-
◆ユタ大学書道展の特色
第3回アメリカ巡回『日本現代書展』は、2002年の冬季オリンピックが開催された時に、閉会式を行なったユタ大学で開催された。大学には映画館やゲームセンター、ボウリング場などもあり、独立した大きな美術館には世界中の美術品が並び、寄贈品などで成り立っていた。大きな医学部は世界最初の心臓移植で知られ、学内にはどの部屋にもおびただしい数のコンピューターが置かれていた。
書道展の会場は、マリオット図書館のメインホールにある1階から3階までの階段の広い壁面が活用され、書の作品はてんぐすで空中に浮かんでいるように展示され、次から次へと多くの学生や市民が見て通る。書の作品は漢字、かな、現代文、篆刻、前衛書と分けて展示され、わかりやすさを強調した。 ◆講演について
開催初日の講演には、なんと会場の外にまで長蛇の列が続き、静かに順番を待って入ってくる。訪問者は立ち見を含めて250人を超え、館始まって以来の大入りとなった。さらには突然手話をさせてほしいとの申し出もあり、さすがは自由の国だと感激する。講演は加地前教授が通訳をしてくださった。主幹は机上で「平和」を楷行草篆隷に書き、その筆跡を大きなスクリーンに映し出した。
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◆デモンストレーションについて
続く原田凍谷氏のデモンストレーションは、全紙2枚に濃墨と淡墨で一枚ずつ書くと、観客は墨の魔力に見せられていった。中には「なんで黒だけで書くのか」「他の色は使わないのか」などの質問が出たほどだ。終了後次々と質問者が現れ、日本から持参した和菓子にも人気が殺到した。
今回の書展をプロデュースした同大学の言語文学部、東照二教授は、ユタ大学の学生を連れて毎年信州大学に交換留学に来るところから、市澤静山信州大学教授の取り持つ縁で開催された 両氏に感謝の意を表したい。

海外書道展企画
ユタ大学言語文学部

講演通訳

